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ジャム工房Woody

色とりどりの無添加のジャムに
富士市のほうじ茶ジャムも仲間入り

牛乳、生クリーム、きび糖、ほうじ茶を合わせ、強火のまま、つきっきりで混ぜ続けること1時間、ようやく「ほうじ茶ミルクジャム」の出来上がりです。ほうじ茶ミルクジャムのほか、煎茶のミルクジャムもあり、どちらも富士市のお茶を使い、無添加で仕上げているもの。材料を半分くらいまで煮詰めるかなり贅沢なミルクジャム、試作の段階から味は完璧だったそうです。

富士市のほうじ茶宣言を受けて「お茶と牛乳を使ってスプレッドのようなジャムができないだろうか」と考え、すぐに行動に移したというジャム工房Woody。お寺の住職の妻で、檀家へのお土産に庭で採れたフルーツからジャムを作っていたことが工房オープンのきっかけとなりました。レモンやライム、ブルーベリー、梅、プラムなど、季節ごとに実るフルーツがジャムになっていきます。

「もともと手仕事が好きなんですよね。それに住職が柑橘類をはじめ、いろいろなフルーツを育てるのがとても上手なんです」。庭には柑橘類の木が4〜5種類あるといいます。「ほうじ茶オレンジマーマレード」も自信の一品。ベルガモットで着香したお茶があるように、お茶と柑橘系の相性は抜群です。ミルクジャムとはまた違った、心地良い酸味と香りの掛け合わせを楽しめます。

農薬不使用のフルーツを使い、余計なものが一切入っていないジャムは、手間を掛けて丁寧に作られています。そのみずみずしい味わいと、たくさんのフルーツを使ったラインナップの豊富さには驚くばかり。お寺の中にお店がある、知る人ぞ知るお店Woody。店主は「購入をご希望の場合はまずはお電話をいただけたら」と話します。マルシェの出店などはwebサイトをチェックしてください。

ジャム工房Woody