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そば食事処・そば居酒屋 金時

4代目店主が考案のほうじ茶そば。
まずは塩で味わい香りを楽しんで

富士のほうじ茶天ざる(冷)・天そば(温)は、昭和2年、富士市に店を構えて95年、老舗そば店の金時が贈るほうじ茶メニューです。天ぷらの衣にもほうじ茶を加え、天ざる(冷)の場合はネギやワサビとともにほうじ茶塩が添えられ、全体的にほうじ茶の香ばしさを楽しめるセットになっています。天ぷらが付かないシンプルなほうじ茶ざる(冷)・ほうじ茶かけ(温)も用意しています。

茶そばの経験があった4代目店主は、富士市のほうじ茶宣言を受けて「うちならほうじ茶そばが作れるかも」とトライしたところ、最初から香りと味わいに納得できるものが完成して感激したそう。そば打ちの間も良い香りが漂い、出来上がった生麺は打ち粉がシュガーパウダーのようにも見え、まるでスイーツのように美しいそばです。ほのかにほうじ茶のフレーバーがあるそば湯も食後のお楽しみ。

ほうじ茶そばを作る際は、材料を撹拌する際にほうじ茶パウダーを投入し、専用の機械を使ってシートをロール状に薄く伸ばします。その後、一枚のシートにしたものを細く切ってそばの完成です。茹でたあとの方がほうじ茶の色合いがはっきりと出ることが分かります。
【ほうじ茶そばのテイクアウトについて】茹でたものは常に持ち帰り可能ですが、生麺の購入を希望する場合は事前に電話でお問い合わせください。

60年間、三世代に渡って愛されるかつ皿が人気の当店。かつと茹でキャベツの上にそばつゆベースのふわとろの玉子だれがかかる一皿は、当時スプーンで食べるハイカラな料理として、現店主の祖母が考案したもの。その他にも、当店にはご当地メニューがズラリ。JR富士駅駅前の商店街にあり、観光の前後に立ち寄るにも便利な当店で、夜は銘酒と地産のつまみに舌鼓を打つのも楽しそうです。

そば食事処・そば居酒屋 金時

  • 富士市本町7-18
  • TEL.0545-61-0205
  • 営.11:00~14:30(L.O.14:00)、17:00~21:00(L.O.20:30)、金・土曜日 17:00〜23:00(L.O.22:30)
  • 休.木曜日
  • https://kintoki-fuji.com/